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○ISBN978-4-434-11757-2
寺沢宏次/著 段丹映子/絵
2008-04-14 初版発行
A4変型判 27頁 オールカラー
1,650円
児童書
在庫あり
荒れる、キレる、学級崩壊など、自分の行動を抑えられない子どもの増加が教育の現場で大きな問題となっています。“キレる”とは衝動的な攻撃行動で、脳内で情動や感情を制御する前頭葉が年齢相応に発達していないために起こります。子どもの脳を健全に発達させ、“キレる”子に育てないためにはどうすべきか。親子で実践したい生活上の6つのルールを示した、読み聞かせのための絵本。幼児(年長)~低学年向け。
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投稿者 | コ メ ン ト | ||
soy | 信州大学教育学部教授・医学部大学院教授たる寺沢医学博士の説く脳・精神生理学の真髄を絵本にしたものである。わずか27ページに込められた内容は実に濃い。順を追って見ていこう。 まずは余談であるが、p1から脳をキャラクター化したらしい「の」ちゃん(仮名)が登場する。アラレちゃんの好きなウンチくんみたいで不思議な存在ではある。どうせならペンフィールドのホムンクルス君にでも登場して欲しかった。 p2の絵で脳の説明をしている。どうやら脳とは大脳だけで、生命維持に最も大事な「いのちの座」である脳幹も、運動制御に重要な小脳も存在しないらしい。その大脳も眼球よりもずいぶんと上部にあって、頭蓋骨は半球状のヘルメットのような形をしているようである。 この立体感のない絵から子供が断面図とか半球を想像するのは無理であり、説明する大人も苦労することだろう。 p3の説明も不思議である。学習とか記憶といった脳の重要な働きを忘れてしまったらしい。知覚で「あつい・さむい」や「かたい・やわらかい」といった対があるのなら、「おなかがすいた」(空腹中枢)に対して「おなかいっぱい」(満腹中枢)もあるはずだが満腹中枢はなぜか抜けている。いわんや味覚も臭覚も存在しないらしい(般若心経の境地か?)。 神経のつながりの絵も大脳から延髄を経て、脊髄を幹とした何本にも伸びた枝状にはなっていないようである。目や耳が描いてあるのに極太の視神経や内耳神経は描いてないというのも文字どおり無神経。 p4では感じたり考えたりする時の脳の働く場所の違いを説明しているが、p3で説明されたばかりの知覚や運動を司る場所の説明すらされていない。 人間らしい心を受け持つ部分は、おでこの奥の「このぶぶん」(前頭前野を示すと思われる)なんて言い切っているが、はたして大丈夫なんだろうか? 事実としたらぜひとも雑誌ネイチャーやサイエンスの査読に耐えうる論文を発表して欲しいものだ。 さらにp4,5で計5回も登場する「このぶぶん」とは全て前頭前野を指す代名詞らしいが、脳の働く場所の違いを説明していると思って読んでいる読者にはずいぶん不親切な表現でもある。 pp.6-21では、6つのルールを守れば子供の脳が健全に発達するという寺沢医学博士の持論の仮説が展開される。家族の絆やふれあい、お手伝い、子供同士の体を使った遊びを通した成長の重要性に異論はない。しかし、テレビやゲームを媒体とした子供達のコミュニケーション自体は無視されている。他の論文や著作では「~と(アメリカでは)報告されている」「~を示唆している」「~と考えられる」「~と予想される」と、まだ客観性や謙虚さがあったのだが、本書では独断的に6つのルールを強引に子供や保護者達に押し付けている。 絵も急に堅苦しくなって、まるで昭和の時代の道徳の教科書のようにノスタルジックである。p21ではゲンキになったらしい「の!」ちゃん(仮名)が登場する。 6つのルールの中には、大切な脳を守るために頭をぶつけたり友達の頭を叩かないようにしようとか、脳が健康になる栄養バランスのとれた規則正しい食事をしようとかいった基本中の基本はない。 「てんきのいいひは ともだちと そとであそぼう」とルール化している一方、熱中症に気をつけようとか、激しい運動や紫外線やストレスなどで、脳にダメージを与えたり活性酸素を増やしたりしないようにといった科学的に重要な知見もない。病弱や障害で、したくても外遊びのできない子供のことなど思いつきもしないようである。 pp.22-26は、注目作「子どもの脳は蝕まれている」などを要約した、親・保護者に対する寺沢医学博士からの熱いメッセージである。 p22の「1978年は、日本社会は経済成長に伴い、自動車保有台数が急増し、交通事故が激増した時期に当たります」は統計上、明らかな誤り。図2の課題も不明ならばp<0.000は意味不明。図3の歩行中の会話数は歩数の増加に伴うは、歩数の増加で共有時間が増えれば会話数も増えて当然。図2・図3の散布図とも、明らかに非常に弱い相関関係を示しているに過ぎない。さらに寺沢医学博士は相関関係と因果関係との区別もついていないようである。 脈略もなく突然登場する図5は意味不明(おそらく暗算に対する電卓のボタン社会批判を示唆するのだろうが、脳の特定部位の血流量と脳の活性化との因果関係は、外国語などの初心者は血流量が増えるものの熟達者では血流量が増えないことなどから、否定されている)。 といった具合で、相変わらずのトンデモぶりであり脳・精神生理学を専門と自称する寺沢医学博士の脳はゲンキすぎてリミッターレスと予想される。 「こどもだまし」と言う言葉があるが、記憶力が発達する幼児期対象の絵本であるからこそ、より正確さと慎重さが求められるはずだ。ルールを守らないと脳がゲンキになれないという強迫観念を植え付けかねない段丹映子の絵と相まって、子供の脳と心に与える影響は計り知れないものがある。 内容と1500円という定価からして、よほどの寺沢医学博士信者でなくては本書の購入を憚れるが、教育学部教授・医学部大学院教授という肩書から、全国の公立図書館や幼稚園・保育園・小学校には教育図書として備えられつつあるのではと危惧される。 参考URL 子どもの脳は蝕まれている https://www.hoozuki.co.jp/__kodomononou.php http://rns.nii.ac.jp/nr/1000030197793 基本情報 : 研究者リゾルバーID 1000030197793 科研費研究者番号 30197793 参画した科研費研究課題の研究分野 体育学 http://soar-rd.shinshu-u.ac.jp/ 所属部署名 教育学部 スポーツ科学教育 教育活動実績授業等 2002 , 運動生理学, 健康学, 体育実技 |
脳科学から検証された効果的な取り組みを紹介。子どもたちが元気な脳を取り戻すための理論と実践が満載の、現場で役立つテキスト。
詳しく「言葉」「表情」「食べ物」の統合で脳は改善する。これら3つがそろえば抜群の効果を期待できる。本書は、ワーキングメモリトレーニング、ソーシャルスキルトレーニングの具体例を数多くあげ、そのトレーニングに活用される教師の対話スキルを、セロトニン5、ドーパミン5、ノルアドレナリン5、オキシトシン5として掲げた。これらのスキルを使って子どもに接し、脳を改善する栄養素を与えることで、すべての子どもが満足脳になる。ADHD、PDD等の発達障害をもつ子どもに接する教師・親にとくにおすすめしたい必読の書。教育現場ですぐに役立つ実践的スキル満載。
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